専攻紹介

発達教育専攻

地域社会の持続的発展のための最重要資源は、人的資源です。発達教育専攻では、「広義の教育」を指向する人間発達科学部における基礎的理解から発展して、地域社会に不可欠な人間の生涯にわたる発達そのものの支援・促進に関する教育・研究を推進します。このために、乳幼児期から高齢期に至るまでの、特別支援教育の対象範囲を含む人間の発達上の諸課題について、それぞれ心理、教育、保育、福祉の視点から高度な専門的教育・研究を行います。

これにより、確かな教育能力と研究能力をもとに、生涯教育や教育行政などと関連付けて地域社会の人間発達を支援・促進しうる能力をもつ指導的な教育人材を養成します。

また、教育課程に配置された教職に関する科目中心の履修により専修免許の取得が可能であり、これによって学校教員の養成と現職教員の再教育の要望に対応します。

発達環境専攻

地域社会の持続的発展のための最重要資源は人的資源であり、より高次の人間発達を実現するためには、発達そのものの支援・促進と並んで、その環境条件の改善・充実が必要不可欠です。そこで発達環境専攻では、学部で掲げる「広義の教育」の視点をさらに発展させ、「人間発達の環境条件の改善・充実」のための高度な専門的教育・研究を行います。

本専攻では、人間に働きかける上で有効な教育プログラムやカリキュラムの開発等を通じて、より高次の人間発達を実現できる「広義の教育」人材、すなわち健康教育プログラムの開発、環境教育及び減災教育カリキュラムの開発、表現教育にかかわるホールや文化施設の事業の企画・立案、語学教育に関わる教材コンテンツの開発等の能力を有する教育人材を養成します。

なお、教育課程の修了要件外に配置された教職及び教科に関する科目を併せて履修することで専修免許の習得が可能であり、現職教員再教育の要望に対応します。