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日本人女性の妊娠前後の座位行動の実態と妊娠中の座位時間に関連する要因:エコチル調査

本研究のポイント

 富山大学学術研究部医学系 公衆衛生学講座の長井麻希江 協力研究員と土田暁子 助教らのグループは、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」のデータを用いて、約8万4千人の女性の妊娠前と妊娠中の座位行動の実態を調べました。その結果、妊娠前と比べて妊娠中後期には座位行動が長くなる人が多い傾向が明らかになりました。また妊娠前にテレビ視聴時間が長いこと、ゲームをする時間が長い人、中強度の身体活動時間が週に150分未満の人は、妊娠中後期の座位行動が長くなることが明らかになりました。この結果は、エビデンスが少ない妊娠期の座位行動の実態を知る重要な研究成果といえます。
 この研究成果は公衆衛生学の国際専門誌「BMC Public Health」に2024年11月15日に掲載されました。

研究内容の詳細

日本人女性の妊娠前後の座位行動の実態と妊娠中の座位時間に関連する要因:エコチル調査[PDF, 935KB]

論文情報

論文名

Factors related to sedentary behavior of pregnant women during the second/third trimester: prospective results from the large-scale Japan Environment and Children’s Study

著者

長井麻希江・土田暁子・松村健太・笠松春花・稲寺秀邦・JECSグループ

掲載誌

BMC Public Health

DOI

https://doi.org/10.1186/s12889-024-20574-x

お問い合わせ

富山大学 学術研究部医学系 公衆衛生学講座
土田 暁子

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