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帝王切開と子どもの発達、全体として差は認められず―エコチル調査からみえた男女差の可能性―

概要

富山県立大学 看護学部 基礎看護学講座2 三善郁代准教授および富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター 稲寺秀邦(富山大学名誉教授)らの研究グループは、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」のデータを用いて、53,716組の母子を対象に、分娩方法と3歳時の子どもの発達との関連を調査しました。その結果、帝王切開で生まれた子どもと経腟分娩で生まれた子どもの間で、全体として3歳時での発達の遅れに大きな違いはみられませんでした。一方で、性別ごとの解析では、帝王切開で生まれた男児では粗大運動、女児では微細運動において、発達の遅れが疑われる割合がやや高いことが明らかとなりました。

この研究成果は、Scientific Reportsに2026年4月14日に掲載されました。

 本研究は環境省の子どもの健康と環境に関する全国調査に係る予算を使用し行いました。
 論文に示した見解は著者自らのものであり、環境省の見解ではありません。

研究内容の詳細

帝王切開と子どもの発達、全体として差は認められず―エコチル調査からみえた男女差の可能性― [PDF, 634KB]

論文情報

論文名

Caesarean section may be associated with suspected motor developmental delay at 3 years of age in the Japan Environment and Children’s Study

著者

三善郁代・松村健太・稲野仁美・土田暁子・酒井淳子・島田佳奈子・稲寺秀邦・JECSグループ*
*JECSグループ:エコチル調査運営委員長(研究代表者)、コアセンター長、メディカルサポートセンター代表、各ユニットセンターから構成

掲載誌

Scientific Reports(2026年4月14日オンライン掲載)

DOI

https://doi.org/10.1038/s41598-026-46955-3

お問い合わせ

富山県立大学 看護学部 基礎看護学講座2
三善 郁代(准教授)

  • TEL: 076-464-5410
  • Email:

富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター
稲寺 秀邦(富山大学名誉教授)

  • TEL: 076-415-8842
  • Email: