帝王切開で生まれた子どもは6歳時に過体重となる割合がやや多い
概要
富山大学エコチル調査富山ユニットセンターの寺下新太郎特命助教(富山大学医学部小児科学講座)らの研究グループは、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に参加した64,281組の母子を対象に、分娩方法と6歳時の過体重との関連を調べました。6歳時に過体重だった割合は、帝王切開で生まれた子どもで10.7%、経膣分娩で生まれた子どもで8.8%でした。母親の妊娠前の体格、喫煙歴、糖尿病を合併しているかどうかを考慮した後も、帝王切開と6歳時の過体重には小さな関連がみられました。
本研究は観察研究であり、帝王切開が過体重の原因であることを示すものではありません。分娩方法は母子の医学的状況を踏まえて判断されるものであり、この結果だけで分娩方法の選択を変えるものではありません。
研究内容の詳細
帝王切開で生まれた子どもは6歳時に過体重となる割合がやや多い[PDF, 708KB]
論文情報
論文名
Cesarean Delivery and Overweight at 6 Years of Age: A Prospective Cohort Analysis of the Japan Environment and Children’s Study
著者
寺下新太郎1,2・𡈽田暁子1,3・稲寺秀邦1,3・今井千速2・吉岡英治1,3・JECSグループ4
1 富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター
2 富山大学 医学部 小児科学講座
3 富山大学 医学部 公衆衛生学講座
4 JECSグループ:エコチル調査運営委員長(研究代表者)、コアセンター長、メディカルサポートセンター代表、各ユニットセンターから構成
掲載誌
European Journal of Pediatrics (2026年10月5日掲載、185巻、803)
DOI
https://doi.org/10.1007/s00431-026-07453-w
お問い合わせ
国立大学法人 富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター
特命助教 寺下 新太郎
- TEL: 076-415-8842 (代表)
- Email:
- ウェブサイト: http://www.med.u-toyama.ac.jp/eco-tuc/

