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県内製薬会社を対象とした図書館利用等説明会を開催

富山大学附属図書館 医薬学図書館(杉谷キャンパス)は、1223日に富山大学薬学文献研究会会員企業を対象とする図書館利用等説明会をオンラインで開催し、14社から51名が参加した。

薬学文献研究会は、官立富山薬学専門学校(当時)の図書館充実のために昭和15年(1940年)に発足した「図書館後援会」を起源とする80年以上の歴史をもつ組織であり、今年度は県内製薬企業等25社の会員で構成されている。毎年、医薬学図書館に学術雑誌や電子ジャーナル等を寄贈する一方、同館からは会員企業に図書館利用や文献提供などのサービスを行う協力関係を築いている。

説明会では、同研究会の稲田裕彦会長(救急薬品工業社長)、富山大の酒井秀紀薬学部長、森田洋行医薬学図書館長の挨拶に続いて、3名の図書館職員による「医薬学図書館利用案内文献複写サービスについて」、「文献検索法:医中誌Webから無料公開論文まで」、「PubMedの使い方(中級編)」と題した実習も交えた発表があり、その後、参加者との質疑応答が行われた。最後に同研究会学内幹事の東田道久准教授(和漢医薬学総合研究所)が閉会挨拶を行った。

参加者からは「画面を見ながら自分でも実際にやってみることができ、非常に良かった」「今後、業務でも活用していきたい」といった感想のほか、電子ジャーナルの利用拡大の要望が寄せられるなど学術情報の収集に対する関心の高さがうかがえた。