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令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞 研究部門」を受賞

令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞 研究部門」において、富山大学学術研究部工学系 椿 範立教授が受賞しました。

この表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進などにおいて顕著な成果をおさめた人々の功績をたたえることで、科学技術に携わる人々の意欲向上を図り、日本の科学技術水準の向上に寄与することを目的としており、齋藤学長から表彰状等の伝達と懇談が行われました。

椿教授の業績は、低炭素・脱石油のため、炭素酸化物(二酸化炭素、一酸化炭素)と水素から高付加価値かつ市場規模の大きい低炭素製品を直接合成できる新規触媒(複合カプセル触媒)反応の開発です。

本研究により、従来原油から生産されているPETプラスチック、航空機燃料のカーボンニュートラル化が実現でき、多数の化学プラントもダウンサイズ・省エネ化できます。これらの新しい技術は広い波及効果を有し、低炭素社会の実現に寄与することが期待されます。