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富山大学と三協立山株式会社との共同研究講座設置に係る共同記者会見の開催について

令和4年8月24日(水)に富山大学五福キャンパスにおいて、三協立山株式会社との共同研究講座設置に係る共同記者会見を開催しました。本学からは齋藤学長、北島研究担当理事、柴柳先進軽金属材料国際研究機構副研究機構長・先進アルミニウム国際研究センター長が、三協立山株式会社からは平能社長、花木技術統括室長・三協マテリアル社副社長、高井三協マテリアル社理事が出席しました。

今回の共同研究講座設置は、富山大学が有するアルミ基礎的研究資源と三協立山株式会社が有する製造技術資源を融合し、単独では困難な研究課題に果敢にチャレンジすることで、新たなシナジーを生み出し、カーボンニュートラルへの礎を築くとともに、社会変化に資する研究成果の実現を目指すといった目的があります。

記者会見の冒頭、齋藤学長から挨拶があり、「今回の共同研究講座の設置は、本学や三協立山株式会社だけにとどまらず、富山県、日本全体にも大きな経済波及効果をもたらすものであると考えている。アルミリサイクル技術の確立により、新たな資源循環の流れが生まれ、高強度かつ高付加価値を持ったアルミニウム製品の誕生は、今後の国際競争を勝ち抜く一つの突破口になり得、富山ブランドのアルミニウム製品が世界に輸出されることを願っている。」と述べました。

続いて平能社長から「当社では、持続可能な社会への貢献を通じ企業価値を高めていくことを目的にサステナビリティビジョン2050を掲げ、資源の循環を重要な目標の一つに位置付けている。本共同研究講座においてアルミリサイクル技術の高度化に取り組み本ビジョンの実現を図っていく。また、アルミニウムの用途拡大により、循環型社会及びカーボンニュートラルの実現に役立ちたいと考えている。」と述べられました。

挨拶の後、柴柳先進軽金属材料国際研究機構副研究機構長・先進アルミニウム国際研究センター長及び花木技術統括室長・三協マテリアル社副社長から、共同研究講座の取組内容の詳細について説明をしました。

左から、高井三協マテリアル社理事、花木技術統括室長・三協マテリアル社副社長、平能社長、齋藤学長、北島研究担当理事、柴柳先進軽金属材料国際研究機構副研究機構長・先進アルミニウム国際研究センター長