ダイバーシティ推進

富山大学ダイバーシティ推進宣言

富山大学は、地域と世界に向かって開かれた大学として、令和2年(2020年)4月、「ダイバーシティ推進センター」を設置しました。これまでの「富山大学男女共同参画宣言」とダイバーシティ推進のための基本方針を踏まえ、SDGsの目標でもあるジェンダー平等をより一層推し進めます。さらに、性別、性的指向と性自認(略称SOGI)、障がいの有無、年齢、文化、宗教、信条、国籍などの多様性を尊重し、それぞれが自らの能力を発揮し、皆が生き生きと活躍できる教育・研究・職場環境づくりを進めることを宣言します。

ダイバーシティ推進のための基本方針
  1. すべての学生・教職員が、互いの違いを受け入れ、尊厳と個性を尊重し合いながら、学修・教育・研究・就業に専念し活躍できるよう、意識の啓発に努めます。
  2. 多様な人材を積極的に雇用し、誰もが安心して安全に業務に従事できるよう、就業規則や就労環境の整備を行います。
  3. ダイバーシティ推進の視点に立った社会への貢献や、国内外の教育機関や社会との協調・連携を進めます。

令和2年8月1日

富山大学多様な性的指向・性自認(SOGI)に関する基本指針
  1. 性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の多様性と権利を認め、偏見や差別、ハラスメントを無くし、すべての学生や教職員の尊厳が守られるように積極的な啓発活動や研修会等を実施する。
  2. SOGIに関する個人情報の取扱いには十分に配慮し、本人が望まない第三者への暴露(アウティング)が起こらないようにする。
  3. 学生や教職員がSOGIに関わる不利益な扱いを受けることなく、安心して学修(教育・研究等)や就職活動、就労(人事制度や福利厚生も含む)および相談ができるように、学内環境の整備・点検を行い、必要な措置や制度を構築する。

注)SOGI(読み方 ソジ)Sexual Orientation and Gender Identityの頭字語
令和2年11月24日

富山大学男女共同参画宣言

「人権の世紀」といわれる21世紀において、男女共同参画を推進することは、より公正で活力のある社会を実現するための最重要課題です。

富山大学はこれまで、地域に根ざした総合大学として発展してきました。今後も、富山大学が更なる発展を持続させるには、地域はもとより、国際社会に開かれた大学として、本学の構成員一人ひとりが男女を問わず、先端的・独創的研究を促進するとともに、社会に貢献する有為な人材を育成する責務を果たしていくことが重要です。

そのためには、従来の制度や慣行を見直し、学生や教職員が性別にかかわりなく、互いの人権を尊重しつつ能力を十分に発揮できる教育・研究・職場環境を作り出すこと、また、仕事と家庭生活とを調和させるための支援や、男女が共同して大学の運営にあたる体制づくりを行うことが不可欠です。

富山大学は、女性就業率の高い富山県の特性を十分に生かして県内の前駆となり、男女共同参画の安定的システムの構築に向け、次の基本方針を基に積極的に取り組むことをここに宣言します。

男女共同参画のための基本方針
  1. 男女共同参画の視点に立った教育・研究環境及び就業体制の確立
  2. 仕事と家庭生活との調和(ワーク・ライフ・バランス)を図るための支援
  3. 大学運営に関する政策の立案と決定への女性参画の推進
  4. 学生・教職員への男女共同参画についての啓発活動の推進
  5. 男女共同参画を推進する地域や国際社会との協調及び連携の促進

平成21年11月24日

女性管理職等への登用推進

本学では、女性の役員・管理職への登用にあたっての目標値(平成28年4月1日時点)を設定しています。
女性役員 11.1%
女性管理職 10.0%

ダイバーシティ推進センター

平成20年(2008年)7月15日に設置された「男女共同参画推進室」が、令和2年(2020年)4月1日に「ダイバーシティ推進センター」として改組されました。全ての個人が対等な構成員として、喜びも責任も分かちあい、その能力、個性を十分に発揮することができる社会の実現に向けて、様々な取り組みを行なっています。

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)

平成27年(2015年)に本学が「文部科学省平成27年度科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究  環境実現イニシアティブ(特色型)」に採択され、様々な女性研究者支援 [PDF, 1.24MB]を実施しています。[事業期間平成27-令和2年度]

なお、平成20年度から平成26年度までの「男女共同参画推進室」の活動は「活動報告」をご覧ください。