理学部 - 学科紹介

数学科

高度に抽象化された現代数学は、さらなる抽象化と同時に私たちの身近に新しい題材を求めています。数学科では「数理解析」と「情報数理」の2大分野によって、この動向に思い切った対処の仕方をしています。数理解析分野では純粋数学の立場からきめ細かな教育・研究を行い、情報数理分野では時代のニーズに応えて情報科学に関する教育・研究を数学の立場から行っています。

物理学科

物理学科では、物理の基礎を習得し、また物理的な考え方を用いて現実と対応し、多方面で創造力を発揮できるような人材の育成を目指しています。当学科には「物性物理学」と「量子物理学」の2分野があり、素粒子から原子・分子、ナノ粒子、固体・結晶、そして宇宙に至るまで、いろいろな分野を学ぶことができます。

化学科

「反応物性化学」と「合成有機化学」の2つの目で、最先端化学に挑んでいます。物理化学的、構造科学的、無機化学的、有機化学的、あるいは天然物化学的な手法を駆使して物質を原子・分子レベルで解き明かし、その成果をもとに、新素材や機能性物質などの設計や開発、資源エネルギーの転換など、未来を先取りする最先端化学を探究しています。

生物学科

生物学科は、「生体構造学」と「生体制御学」の2分野から構成され、生物の複雑な構造とその体制を維持する上で必要不可欠な情報伝達の機能的関連を解明することを教育・研究の基本理念としています。
生命現象の普遍性と多様性やそれらの進化的意義を認識し、様々な営みを持つ生命の尊厳を理解できる人材の育成を目指しています。

自然環境科学科

生物圏、そこでは絶え間なく物質が流れ循環し、人間をはじめ多様な生物が、環境と微妙な調和を保ちながら生きています。
自然環境科学科は「環境化学計測」と「生物圏機能」の2分野で構成され、化学の知識を基盤とした生物学、地球科学、分析化学の授業を通して幅広い環境科学を学ぶことを理念としています。このかけがえのない地球環境の大切さを科学の目を通して理解することのできる人材を育て、世に送り出したいと考えています。

令和4年度より学科名称を「生物圏環境科学科」から「自然環境科学科」に変更しました。