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富山大学とNEC、データサイエンス寄附講座を開設

国立大学法人 富山大学と日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼 CEO:新野 隆、以下 NEC)は、地域の課題解決や産業創出に貢献するデータサイエンス教育・研究を目的とした連携協力協定を締結し、データサイエンス寄附講座を2021年4月から開設します。

近年、様々な産業でデータ利活用が急速に進み、産学が連携してデータサイエンティスト育成に取り組むことが求められています。

こうした中、富山大学は、文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育の全国展開」の協力校に選定され、2020年度からすべての学部学生に対して「数理・データサイエンス教育プログラム」を必修科目として提供しています。また、NECは富山市と「ICTによる都市のスマート化に関する包括連携協定」を締結しており、データ利活用型スマートシティのさらなる高度化を目指し、社会課題の解決につながるICT関連施策を推進しています。

今回の連携協力協定および寄附講座の開設は、これらの一環であり、今後両者の豊富な知見や実績を活かし、以下の取り組みを推進します。

本協定における取り組み内容について
  1. データサイエンス講座・演習の運営
    統計学などデータサイエンスの基礎を学ぶ講座から企業の実際の事例を扱った実践演習まで様々な講座を運営します。
  2. データサイエンスを活用した研究
    総合大学ならではの強みを生かし、データサイエンス専門の教授や各分野専門の教授と学生がデータサイエンスを活用して地域課題を解析することで、富山の地方創生を促進する商品やサービスを創出します。

また、2021年3月29日に記者会見を行い、齋藤学長、NECの坂田博昭富山支店長、経済学部の唐渡 広志教授、都市デザイン学部の堀田裕弘教授がこの取り組みの詳細を説明しました。

右:NECの坂田博昭富山支店長