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グッドデザイン賞受賞 10年を超えて続く産学官の地域活性化活動「高岡クラフト市場街」

芸術文化学部が関わる産学官連携の地域活性化活動「高岡クラフト市場街」が2022年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

「高岡クラフト市場街」は、富山県高岡市の中心市街地で毎年秋頃に開催されるクラフトのイベントです。伝統産業に関わる企業や職人、高岡市にキャンパスがある芸術文化学部の教員と学生、「工芸都市高岡クラフトコンペティション」を運営する高岡商工会議所、高岡市デザイン・工芸センターと、文化創造都市を推進する高岡市役所の担当者などによって実行委員会が構成されています。

芸術文化学部においては、2016年度から学生らの関わりをプロジェクト授業として運営することで、単位を取得できる仕組みとしています。また、卒業生らが実行委員会のメンバーとして活躍し、作品の展示会企画などを実施しています。

2022年9月の開催で11年目を迎えましたが、10年を超えて続く産学官の連携による活動が評価されました。

受賞者

高岡クラフト市場街実行委員会

(構成団体) 高岡市/高岡商工会議所/高岡市デザイン・工芸センター/富山大学芸術文化学部/高岡伝統産業青年会

プロジェクト授業について

芸術文化学部では「教員が特定の社会的課題を挙げて、問題発見及び解決までの過程、手法をグループワーク等の他者との協働等を通じて実践的に学ぶ授業」を「プロジェクト授業」と定義しています。教育効果が高いと考えられる実践的学習の中でも通常の時間割に入れることの出来ない学習実態を単位化する試みであり、2016年度から「高岡クラフト市場街」への学生の関わりを「プロジェクト授業」としました。学生は実行委員会と連動しながら役割を定めて、活動します。来場者と関係者を繋ぐ「市場街コンシェルジュ」や印刷物の制作やデザイン、実行委員会が企画するイベントや番組制作のサポート、学生自らが考案するイベントや番組の制作など多岐に渡ります。

開講年次:2年次(1年次でも参画可能)

担当教員:有田 行男(芸術文化学系 准教授)

関連リンク

GOOD DESIGN AWARD  グッドデザイン賞

高岡クラフト市場街とプロジェクト授業の10年の軌跡(デジタルブックでこれまでの活動内容をご覧頂けます)

芸術文化学部