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GRASS 開設記念ワークショップ “Establishment Workshop on Harmonizing Cross-disciplinary Collaboration for Sustainability Challenges: The Dissolving Margins”を開催

2023年11月28日、本学サステイナビリティ国際研究センター(GRASS: Global Research Centre for Advanced Sustainability Science) が本年度4月に新たに本学に開設されたことを記念するワークショップ “Harmonizing Cross-disciplinary Collaboration for Sustainability Challenges: The Dissolving Margins”が開催されました。

このワークショップでは、様々な研究分野の境界や通時・共時性を越えて現代社会が直面する課題、特に気候変動に対するレジリエンスに、学際的にどのように取り組めるか探求することを目的としました。本学教員のみならず、大阪公立大学、京都大学、東海大学、ノルウェー北極大学などから様々な研究分野の教員が参加しました。

ワークショップは「研究の時制を越える取り組み:課題と適応」と「研究領域を越える取り組み:気候変動下のレジリエンスに向けた分野横断的なアプローチと方法論」という2つのテーマでセッションが構成されました。
話題提供者のプレゼンテーションのあと、参加者との質疑応答が行われ、GRASSに所属する教員間の対話を持続的に強化するだけでなく、国内外の研究機関とのネットワークの構築が重要であることが議論されました。本学持続可能社会創成学環の院生や若手研究者も参加し、活発に討論が行われました。

本ワークショップにおいて、研究者が分野横断的に研究課題を共有し、他分野からフィードバックを受けるためのプラットフォームを構築することの重要性が確認されました。また、オープン・ディスカッションでは内外の様々な研究教育機関とのネットワークを活かし、大学院生の交流を推進すべきとの意見もありました。
本ワークショップは、多くの異なる分野の専門家が一堂に会し、サステイナビリティに関する諸課題について熱心に討論が行われ、参加者が真摯にその解決策を探求する機会として有意義なものとなりました。