10.人や国の不平等をなくそう

取組事例

1.研究データおよび情報の公開

概要

40カ国が参画する国際共同プログラムGEOTRACESのデータマネージメント委員を13年間務め、各国のデータの公開促進に尽力してきた。2021〜2030年の海洋科学10年のロードマップの“透明性のあるアクセスしやすい海に向けて”は、国同士のデータや情報アクセスの不平等をなくし、海洋科学のさらなる発展が狙いである。

担当

理学部
教授 張 勁

2.日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)による、中国からの学生の招へい

概要

令和元年10月に、山東大学およびカシュガル大学から、大学生・院生あわせて13名を招へいした。物理学分野での交流のため、1週間の間、富山大学やその近郊の施設見学や、レーザー分光実験などを行った。

担当

理学部
国際部国際交流課

3.近年の障害者に関する労働政策(合理的配慮の提供義務、雇用差別の禁止、障害者雇用納付金制度)が労働市場に与える影響を、静学モデルと動学モデルから分析

概要

就労における障害者への合理的配慮について、個票データによる計量分析から、日本の労働市場における合理的配慮の現状を明確にする。
政策介入によって生じる障害者と非障害者の賃金率と雇用量の変化や、障害者と非障害者のそれぞれの労働市場での生産者余剰・労働者余剰・社会的余剰の変化を検証した。合理的配慮の提供にかかる費用として、固定費用と一人当たり費用(準固定費用)の双方を分析対象とした。以上の理論モデルにより、変数間の関係性を明確にし、実証分析の際の符号条件を整理することができた。

担当

経済学部
教授 両角 良子

4.中露国境資源地域のポジショナリティ研究:資源係争地ローカル・モデルの帰納的構築

概要

ロシア極東地域における中ロ国境地域は、豊かな農地が広がるものの、国境地域であるがゆえに、中国人資本の参入、中国人労働者の参画がロシアの脅威となるとの脅威論がしばしば語られる。ロシアの国境地域における中国人移民による農地という辺境資源をめぐる係争を辺境資源地域ポジショナリティの観点から研究している。

担当

研究推進機構 極東地域研究センター
教授 堀江 典生

5.ロシア科学アカデミー極東支部歴史・考古・民俗学研究所との共同研究

概要

ロシアにおける反移民感情の高まりのもと、移民労働者の安心・安全がどのように脅かされるかについての研究を進めている。

担当

研究推進機構 極東地域研究センター
教授 堀江 典生

6.国際共同研究プロジェクト「Quality of Life in Asia」に参加

概要

Quality of Life in Asia プロジェクトの日本側メンバーとして、台湾中央研究院と連携し、東アジアにおける不平等と幸福度に関する調査研究を行い、台北で開催された国際コンファレンスで学術報告を行った。その内容に基づき、2020年学術雑誌特集号の論文執筆に取り組んでいる。

担当

研究推進機構 極東地域研究センター
准教授 馬 欣欣

7.富山県農村における家族の変容、及び、「いえ」の継承に関する研究

概要

富山県農村医学研究会の研究助成により、2016年度より現在まで研究を継続している。本年度の調査により、県内農村における「小さな拠点」形成成功のポイントを明らかにしつつある。

担当

研究推進機構 極東地域研究センター
教授 酒井 富夫