13.気候変動に具体的な対策を

取組事例

1.日本域の気候変動影響評価

概要

(独)環境再生保全機構 環境研究総合推進費 研究課題「気候変動影響評価のための日本域の異常天候ストーリーラインの構築」に共同研究者として参加し、我が国の異常天候をターゲットとした気候シナリオのストーリーライン構築に取り組んでいる。

担当

都市デザイン学部 地球システム科学科
准教授 濱田 篤

2.雲とエアロゾルの気候影響の研究

概要

1990年代から極域から熱帯域、山岳から海洋上、世界中で太陽光とその周辺光の輝度を測定し、雲とエアロゾルの光学的特性から気候影響評価と地球環境の変動の研究に取り組んでいる。それらの時間・空間的変動の特徴から地球観測衛星(例:GCOM-C/JAXA)や数値モデルの地上検証に利用され、気候変動評価の向上につながっている。

担当

理学部
教授 青木 一真

3.山岳における大気環境の研究

概要

山岳における大気環境から気候変動に関する研究に取り組んでいる。特に、1970年代から続く立山・室堂平における積雪調査と立山・浄土山(富山大学立山施設)での大気観測から気候変動の解明について取り組んでいる。

担当

理学部
教授 青木 一真

4.気候変動に関連する研究プログラムの推進

概要

富山県が面する日本海は、世界で最も温度上昇の激しい海域である。このように、地球温暖化に敏感な海に接して位置する富山県も同様に、陸域の水循環や富山湾の漁業へ影響が及んでいることが分かってきた。今後は、顕在化する温暖化の影響を「先読み」するために必須である基礎研究を、富山県を世界有数のモデルフィールドとして、引き続き調査研究を実施して世界へ発信する。

担当

理学部
教授 張 勁

5.小型無人航空機を用いた高山植生モニタリング手法の確立に関する研究

概要

富山県立山連邦の高山帯を対象に、小型無人航空機(ドローン)を用いた積雪深分布・植生分布の長期モニタリングを可能にする新しい手法の開発を行っている。

担当

研究推進機構 極東地域研究センター
教授 和田 直也

6.環境省重要生態系監視地域モニタリング推進事業に参画

概要

環境省の重要生態系監視地域モニタリング推進事業「モニタリングサイト1000」高山帯調査検討委員会に委員として参画、地球温暖化と高山生態系の変化について、立山コアサイトの観測を継続している。

担当

研究推進機構 極東地域研究センター
教授 和田 直也