15.陸の豊かさも守ろう

取組事例

1.森林資源の保護と持続的な活用に寄与する、南砺市利賀地域での「TOGA森の大学校」による人材育成支援

概要

通年の講座やシンポジウムなどをとおして、山村の森林資源・環境を持続的に活用するための林業・生活技術を学ぶことのできる人材育成機関を支援している。20代から60代まで多様な参加者に学習の機会を提供した。南砺市のエコビレッジ構想とも連携している。2018年度のシンポジウムでは富山県ひとづくり財団からの助成を受けた。

担当

地域連携推進機構
地域づくり・文化支援部門

2.森林生態系に及ぼす地球環境への影響評価の研究

概要

森林の持続可能な管理や環境について、その影響評価などについて、様々な研究林等での観測を行い研究に取り組んでいる。

担当

理学部
教授 青木 一真

3.陸上資源に関連する研究プログラムの推進

概要

富山の水循環は、森・川・里・海の強いつながりによって支えられていることがこれまでの調査で分かっている。個々の環境のみの保全を考えるのではなく、森から海までの一連の流れを考慮した陸上資源の保全および活用方法の提案を今後も続ける。

担当

理学部
教授 張 勁

4.陸域生物多様性の保全に関する各種研究

概要

  • 新潟県産エチゴモグラ(絶滅危惧II類)の生息状況調査や、 野生化ヤギの影響で絶滅の危機に瀕している尖閣諸島魚釣島の固有種(センカクモグラなど)の生息環境の研究を進めている。
  • 絶滅危惧種に特異的にみられる寄生虫の情報収集、駆除された外来生物体内の寄生虫調査などを行い、環境省などに情報提供を行っている。

担当

理学部
教授 横畑 泰志

5.陸域の生物多様性保全のための生態学的・遺伝学的研究

概要

高山帯から平地までの各標高帯を代表する様々な生物の遺伝子分析を実施した。高山帯のライチョウ、中山間地のシカやイノシシ、里山のサンショウウオなどを分析した結果、生息環境に適応した遺伝的多様性の維持や、移動分散経路の推定、さらには生物多様性形成過程の一端が解明され、地域固有の生物多様性保全に重要な情報が得られた。

担当

理学部
准教授 山崎 裕治

6.北東アジアにおける国際分業の進化と資源の持続可能な利用 研究課題実施

概要

研究課題の中で、森林資源に着目し、極東ロシアのアムール州北部に位置するゼーヤ自然保護区内外の森林資源量の調査及び保護区の設定が資源量維持に及ぼす効果の検証に関するプロジェクトを牽引している。

人間文化研究機構「北東アジア地域研究」富山大学拠点

担当

研究推進機構 極東地域研究センター
教授 和田 直也

7.富山県野生鳥獣保護管理検討委員会に参画

概要

富山県内の野生鳥獣の保護管理政策の立案に貢献している。

担当

研究推進機構 極東地域研究センター
教授 和田 直也

8.森林の持続可能な管理に向けて、自分たちにできること

概要

「富山県は森林を大切にしているのか」という疑問をもとに、本県の森林の現実について調べた。「本県面積の2/3が森林であること」「公共施設等に県産材が使われていること」「森林に係る働き手が減ってきていること」等が分かってきた。子供たちは、立山町の取組を例に、これからどうしていけばよいか考えていった。

担当

人間発達科学部附属小学校
教諭 岩山 直樹

9.観察池における水生生物とのふれあい

概要

本校では、平成30年度に観察池を改修した。令和元年度になりメダカが産卵を繰り返し増えたり、昨年度に植えたスイレンが大きくなってきたりしている。また、環境を整えたことで、アメンボやヤゴ、オタマジャクシ等も自然に住み着いてきている。子供たちは、身近に生き物がいることを喜び、手にとってかわいがっている。

担当

人間発達科学部附属小学校

10.森林火災における環境影響の評価

概要

近年、気候変動や人為的な開発によって大規模な森林火災が頻発している。我々は、2005年からインドネシアやロシアを調査地として、森林火災に伴う土壌環境の変化や発がん性の高い多環芳香族炭化水素の生成に関する研究を実施している。

担当

理学部
教授 倉光 英樹
助教 佐澤 和人

11.水質からみるイタセンパラの保護と農業用水の利用形態

概要

小規模河川に生息している地域固有種であるイタセンパラは絶滅の危機に瀕している。本研究では、イタセンパラの保護に要求される水質とその水質を得るための農業用水の利用形態を明らかにすることで、生態系の持続可能な保全方策の提言を目的としている。

担当

理学部
助教 佐澤 和人
教授 倉光 英樹